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クソしかいねー世

クソしかいねー世に愛を叫ぶ

農家でバイトを始めた男【人物編】

農家の実際を知るための一例として、皆さんに私のバイト先の仲間を紹介したい。

極めて個人的なバイト体験記なので、業界の雰囲気なんて分かんねーよって感じあると思われるけど。

しかも、私の主観を全力投球で紹介していくので、実際の現場の雰囲気とは異なる場合があるかもしれません。

 

 

社員紹介

  • 会長

70代後半男性。2代目。ゲートボールやってる。畑にもちょくちょく顔を出すけど、理由は「ヒマだから」。年を取ってからの時間の潰し方って難しいだろうなぁ、畑に出てきて知り合いとお喋りして良い人生だよなぁ。僕の老後はきっと寂しいだろうなーなんて思いを巡らせてしまう。わりと可愛がってくれていて、「焼き芋やいたから食え」とか言って持ってきてくれる。また、僕が過剰に仕事している時には「般若くんはちょっと休んでろ」とか言って動かない奴らに説教しにいってくれたりする。

 

  • 社長

50代前半男性。3代目。「若者が農業をやるのは良い経験になる。どの農家もうちみたいな小さいところばっかりだから参考になると思うし、農業の現状を知ることは今後違う道を行くときにも役に立つはず。干し芋がメインだけど、芋の栽培から収穫・加工・販売までやってるのもウチの特徴の1つで、色々と学べると思うよ」といってくれた人。

 

  • 営業大好きマン

50代前半男性。営業担当の正社員。勤続10年未満。関西出身。「関西人が静岡県の干し芋を売っている」ということに営業として思うところがあるらしい。売り方が「静岡名産」を前面に出した売り方してるし、まぁ、そうせざるを得ない状況でもあるわけだし、そういう戦略で売っていくのに落ち着くのは理解できるけども、なんか可哀想というか何というか………。畑にくると無能扱いされているけども、それはそれで愛されている。自分で畑仕事は分からないと自覚しているため、農業初心者に優しい。注射嫌いだったんだけど、夏場に熱中症になって畑で何回か倒れ、病院に行って点滴打ってもらいまくってたら注射が好きになったとかいう過酷な話が持ちネタ。19歳で結婚して子なし。パチンカス。足の爪は自然と捩じ切れるまで放置するタイプで、素足になると爪が異常に長い。婿入りしてて、嫁実家とは繋がりがあるけど自分の両親とは絶縁状態らしい。父親が死んだことを死後3年にして偶然会った親戚に聞いたとか、固定資産税かなんかの書類から母親の名前が無くなってて、これって母親が死んだのかな?とか言ってる。どうやら家を潰したらしいんだけど、家を潰してまで婿入りした事情、波瀾万丈なんだろうなと思うけども具体的には聞けていない。しかも、嫁とは離婚してて、離婚後に復縁して今は事実婚状態とのこと。家潰して婿入り→離婚→復縁→事実婚って、色んな人生があるなぁって感じ。

 

  • 現場監督

30代半ば男性。現場(畑/工場)担当の正社員。県外出身。農業をやりたくて、仕事を辞めて農業の道へ。前職は他県で農業と全く関係がない職種。凄く良い人で優しい顔してるんだけど、下ネタがわりとキツいっていうギャップを備えている。優しい顔して腹斜筋がバッキバキというギャップも備えている。後期高齢者達をまとめるのに多大な苦労をしており、「10人いたとして、全体に指示を出して頭の中に情報が残るのは2人だけ…」とのこと。肋骨が折れてもその日は働き、翌日の朝に激痛に襲われても働き、終業後にようやく病院に行く、という程度には現場監督としての器がある。最近の悩みは年上彼女との結婚について。遊び人なので結婚したくないらしいけど、35を越えた女への責任もあるし…っていう。

 

パート紹介【通年の人たち】

  • ドク田ヘリ夫さん

70代前半男性。勤続14年というベテラン。僕の芋撞きの師匠。現場監督がその知恵を頼りにする唯一の人物。家は昔からの農家で、半農で生きてきた人。定年前は家具の営業してたらしい。働いてる理由は「年金を初めて貰った時は24万円もあって、これは働かなくて良いなぁ!と思ってたら下がっていって今じゃ月に13万円だ!!」とか言ってた。お金の問題もあるだろうけど、それ以外の部分も大きいのではないかと思われる。つまり、家の外に出て身体動かして友達とお喋りしてたいのではないかと。夢はドクターヘリに乗ることで、「自分で乗るだと何千万もかかるけぇが、救急で乗ればタダだよ!俺はちゃんと調べてるだもんで」とか言ってて小憎たらしい。しかし、作業にかかる時間の見込みや先を見据えた指示、臨機応変にその場での最も効率的なやり方の指示出しなどは一流で、とても真似できない。どうしてピタリと分かるのか不思議で仕方ない。不思議なことは生活リズムにもあって、17時に仕事終わり帰宅即夕食風呂で18時就寝の24時起床というワケワカラン生活リズムで生きてるらしい。深夜帯は時代劇の再放送とかをテレビで見てるとのこと。ちなみに、芋撞きのコツは、「細い方を下にしてやれば、やり易い」とのこと。

 

 

  • 前歯なし男さん

 

 70代前半男性。勤続3年。僕の鍬の師匠。前歯の差し歯をポケットに入れといたら畑で落としたらしく、前歯が何本かない。(2015/12月追記:最近、歯医者に行って前歯作ってきた)そんなお茶目な爺ちゃんは定年前までは建設業や農業を色々と渡り歩き、定年後はお茶農家で働いてきた人。自動車とか機械とか農機具とかの操作が超絶うまい。鍬の扱いも1番うまくて、30年くらい修行しないと辿り着けない鍬捌きをしている。あまりに上手く使うので、鍬の振り方を休憩中に教えてもらった。僕の鍬使いも多少はマシになったはず。トボけた顔してる優しい人なんだけど、腕の筋肉とかエゲツない。丸太みたいな腕してるんだけど、性格は優しい。基本的に人や物事を悪く言わない人で、「そうだねぇ」ってよく言ってる。後期高齢者の中では新参で、優しい性格も相まってイジられキャラ。「トロいのぅ」とか「バカだなぁ」とか言われまくってる。本人は自分のキャラを理解していて、「『俺はバカだねぇ』って言っとけば場が流れるから言ってる」とかいう計算高さを教えてくれたけども、本気でうっかりミス連発してるし最高。トボけた顔して若い頃は悪い事を一通りやったみたいで、武勇伝聞くの最高に楽しい。下ネタがキツく、現場監督と仲がいい。温泉に行ってコンパニオン遊びをするのが人生の娯楽らしい。5年前まで1日2箱以上のヘビースモーカーだったらしいが、死ぬよって医者に言われて禁煙したらしい。朝5時半くらいに家を出発し、20㎞の道のりを時速40㎞をキープして軽トラックで通勤してくるとのこと。ちなみに、鍬の使い方のコツは、「こうやったら、ビュっと手前に引けば良い」とのこと。

 

 

  • チャリ通する代さん

 

70代後半女性。勤続5年。僕の鎌の師匠。ドク田ヘリ夫に誘われて、干し芋屋に働きにきた人。元々は里芋とか、いろんなところに手伝いに行っていたが、干し芋屋で年間通して働けるようになったので今は干し芋屋でだけ働いてる。9㎞の道のりを自転車通勤している驚異の最年長。4時半起床、5時すぎ出発、自転車で40分かけて毎朝6時には工場にいる。毎朝、前歯なし男と缶コーヒー買ってお茶してるらしい。ビールが好きで、「昨日は飲んだんですか?」って聞くと高確率で「飲んじゃった。たまらん美味いのぅ〜」ってテヘペロしてて可愛い。静岡県民のソウルフードである炭焼きレストランさわやかが大好きで、70代後半にしてげんこつハンバーグを食べる。(他県民の方に説明すると、ハンバーグのメニューには肉が200gの「おにぎりハンバーグ」と肉が250gの「げんこつハンバーグ」とあって、大きい方の250gの肉を食っているということ。参考:げんこつハンバーグの炭焼きレストランさわやか)さわやかに行ったらサラダ、ライス、げんこつハンバーグ、それとビール2杯を平らげる。達者すぎて言葉が出ない。仕事もその辺の20代に負けないくらい動いてやってる。っていうか、後期高齢者みんなそうだけど、その辺の20代より全然動ける人しかいなくてビビる。農家で働いていたときのこと、事故で薬指の先っぽ、爪半分から先を切っちゃったそうで、「一節切ってたら会社からお金が貰えただけんな、一節いってないもんで切り損だよ」とか言ってて爆笑。指がない人、農家には多いみたい。機械での事故が多いらしい。中小企業は怪我とか事故とかに構ってられんもんなぁ〜という感じ。この人のバイタリティは尋常じゃなく高いんだけど、人生も波瀾万丈で最高すぎる。「ワシの人生は1冊の小説になれるよ」とか言うんだけど、とても1冊には収まらないと思う。いつか別の投稿で、このブログに書きたい。ちなみに、鎌の使い方のコツは、「この野郎っ!ってやれば良く切れるだよ」とのこと。

 

 

  • 太っ腹おやつ子さん

 

70代半ば女性。勤続17年という大ベテラン。僕の皮剥きの師匠。旦那さんの介護が忙しいらしく、隔日で朝は遅くきて夕方は早めに帰宅する勤務スタイル。毎日1本は缶コーヒーやジュースやらくれるし、休憩中のおやつはほとんどこの人が買ってきている。昼食にメンチカツを買ってきてくれたり、餃子を買ってきてくれたり、とにかく気前が良い。毎日数千円分は差し入れしてるんじゃないかと思う。遠慮すると「遠慮と貧乏はするだけ損。食べなさい」とか言ってくる器の大きさ。子供達は全員が県内トップクラスの進学校にいったとかで、今は会社経営者とかになってるらしい。気前も良ければ頭も良いし品もある家庭という感じを受ける。家も立派なので、元々がそれなりに裕福なんだろうなという。会長とはゲートボール仲間ということもあって「般若くんばっか大変なことして、あの人たちは楽な仕事ばっかで何も手伝わないだよ、言ってきてよ!」とか会長にチクって僕の仕事を軽減させてくれる有難い人。サボってるおっさん達を許さない精神と仕事を一生懸命する人間を愛する精神を持つ。この人と会長のおかげで累計4時間くらいは僕も楽な仕事が出来たので感謝している。ちなみに、皮剥きのコツは、「なるべく短くヘラを持って、ズズーっとやって、うっちゃる!」とのこと。 

 

パート紹介【収穫の人たち】

 

  • 運送屋さん

40代半ば男性。勤続3年のパート。収穫だけ手伝いに来てる人。色んな業種の繁忙期に助っ人に行って生計を立ててるらしい。無口なタイプで寡黙なんだけど、圧倒的な体力と筋力で信じられない量の仕事をこなす一匹狼。1人で皆とは別の仕事をしてることが多く、正社員並みの働きをしている。最初の年は「ああ」とか「うん」くらいしか言わなかったらしい。コミュ障でも肉体を動かし続けることが出来るなら農家では重宝されるという実例。今年は漬物屋に手伝いに行く予定が無くなったとかで、急遽、加工まで来ることになった。

 

 
  • クビ飛び男
60代後半。短期バイト。長年勤めていた会社の社長の息子が大学を留年するわ遊び呆けているわで、社長が自分の会社で修行させることに。結果、1人増えたから1人減らします!でクビに。「青空の下で農業も良いかなぁ〜と思ったけど、とんでもなかった」が口癖。前職では80㎏程度の物をトラックに積み込んでの配送してたらしいけど、体力筋力共に追いついておらず、毎日死にそうなレベルで息切れしてる。個人的には「キツイ仕事は全くしてないのに何なの?」って思う。言われたことしかやらず、周りの状況に合わせて動いてくれない(体力的に意識を1つのことに向けるので精一杯なのかもしれない)上によく休憩してるので、後期高齢者たちから「あの人は仕事やらずに空を眺めてさえいれば時給1000円貰えて良いねぇ〜」って陰で言われてる。収穫の後に加工もやってくれと面接時にお願いされているにも関わらず、「もう辞める。身体がつらい」などといった愚痴が多かった。曰く「不器用だからやりたくない。お婆さん達に下手だの遅いだの言われるだろうけど、言われたくない」。曰く、「もう10年も旅行に行ってない。そろそろゆっくりしたい」。曰く、「こんなにキツくちゃ若い人なんてやらないよ。もっと機械化しなくちゃ」。曰く、「食品会社なのに工場が汚すぎる。あんなに衛生管理がなってないなんて、このご時世にありえない」。曰く、「毎朝、朝礼で社長が怪我がないようにって言ってるけど、怪我がないようになんて言うだけで何もしないのはどうかと思う。社長なら社員のことをもっと考えてやるべきことがあるんじゃないか」。農業未経験者で、農業についていけなかった人間の愚痴だからこそ真実があると感じた。とはいえ何でもかんでも機械化というわけにはいかないだろうし、経済栽培だってことを考えたら田舎の小さい農家じゃ限界だってあるだろうし。しかし、他の業種と違って、やる気とか体力とかない奴が気軽にやってけるような世界じゃないのも確かで、それは農業の抱える問題だよなぁという感じ。その辺、同じようにキツイ世界なはずの建設業界とかは上手くいってる感じあるの、収入の安定さの違いなのかなー?とか思う。どうなんだろう。結局、このおっさんは収穫で終わったんだけど、加工バイトを断る際に「高齢者達に不器用さをやいのやいの言われたくない」的なことを社長に言ったらしく、現場監督が頭を悩ましていた。辞めるときにクソなことをトップに伝える神経がクソ。個人的には、最初から最後まで「だからクビ切られるんだよ、お前は」って感想しか出てなかった。ちなみに、この人は職場の人間の名前を誰一人として覚えず終わった。
 
  • お祭り男
50代前半男性。短期バイト。同日入社予定だったんだけど、前職を辞めれなかったみたいで1週間遅れで参加。2週間働いた後の週末、「明日は休んで地元のお祭りにでます!」と言ったのが最期。お祭りで怪我をして、バイト辞めた。というか、「怪我をした」という連絡以降、音信不通になってバックれた。クビ飛び男によると「もう面接は通ってて、正社員の働き口が見つかりそうって言ってた。怪我したからっていうのは口実だよ。大変だもん、この仕事。働き口が見つかったなら、普通は辞めるよ」とのこと。このおっさん、独り言がめちゃくちゃ多くて常にブツブツと何か言ってて怖かった。口癖は「ヤバイ」で、名前を呼んだだけで「なんかヤバかった!?あ、ごめん!すみません!!」とか言ってきてウザかった。何も言ってねえし、怒ってもねぇよカスって感じ。「この畑はこういう畑なんで、ここだけこういうやり方でやってください」という現場監督の指示に対して、延々とずーーーっとそのやり方でやり続けたりしてた。たぶん、発達障害なんだと思う。初日は普通のスニーカーに普通のスラックス、ポロシャツに帽子という出で立ちで「畑仕事舐めてんなー」とか思った。2日目にスニーカーから長靴に変わったけど、3日目にダメージジーンズ履いてきて(お洒落なのじゃなくて、普通に両膝のところが破れた、たぶん、汚れてもいいという基準で履いてきただろうやつ)、膝の穴から砂が入らないのか気になって仕方なかった。4日目以降は長靴スラックスポロシャツ帽子で固定されてたけど、砂地畑で長靴とかアホかよって感じ。常に汗ダクで、周りを気にせず言われたことをひたすらやり続け、他の指示をしても前の指示を延々とやり続ける、そんな真面目な人だった。やっぱり、発達障害なんだと思う。体力が追いついておらず、明らかにオーバーワークなのに作業を辞めないので、現場監督や高齢者達が非常に扱いに困る人物だった。最後まで職場の人間の名前を誰一人として覚えず終わった。
 
  • 腎臓悪い系デブ
40代半ば男性。短期バイト。前職は倉庫勤務でフォークリフト乗り。フォークリフトの運転が超絶うまい。腎臓がヤバイとしか思えないような、もうすぐ死にそうな感じの腹をしてて、仰向けに寝てても腹がぽっこりしてた。体力筋力ともに足りておらず、肉体労働をさせられないという空気があって、最初の1週間は後期高齢者と同じ作業をしていた。あまりに肉体労働しないことにキレた太っ腹おやつ子さんが「般若くん達がずっと肉体労働してて、あの人はずっと座り仕事してる。同じ時給なんだから、やらせないと!」と現場監督に言ってくれて、僕の作業と交代した時には30分でダウンした。あまりに体力がなく、スコップ2振りで倒れたりしてたので、無理矢理に社長が帰らせたことがあった。本当に使えないおっさんで、300Kgくらいの量のさつまいもをブチ撒けたことも1回や2回じゃない。そんなことがあったので、全員から嫌われていた。「肉体労働できないなら時給1000円は出せないよ」という話を社長がした翌日、音信不通となりバックれた。無口だったので、僕はこの人の声を聞いたことがないまま終わった。
 
  • トラクター女
40代半ば女性。短期バイト。ニコチン中毒パチンカス。前職はトラックの運ちゃんということで、トラクター担当枠で採用された人。の割に、トラクターの運転がド下手くそで、後期高齢者に陰でこそこそ言われてる。大きい芋は軒並み切れちゃってるし、掘り起こしたはずの芋に土が被ってて芋拾いじゃなくて芋探し状態で大変だしで、言われても仕方ないよなって感じ。現場監督とか営業大好きマンがトラクターやった後に、おばさんとこんなに違うのかーって感心した。声がデカくて、畑の端から端まで声が届く喉を持つ。うるせぇ。昼休み、給食会社に頼んでる弁当を食べる時には「しょっぱい!」「からい!」「酸っぱい!」「甘っ!」など、全てのおかずの一口目には必ず絶叫している。うるせぇ。そんなに文句あんなら弁当作ってこいよ主婦だろって感じ。20代前半で結婚→離婚→30代前半で再婚。子ナシ。子供いないのに旦那のことを「パパ」と呼ぶ。そもそも、40代のババアが「パパ」なんて単語を職場で発声すること自体が気持ち悪いと思うんだけど、子供いないのに「パパ」かぁ…………パパ呼びの理由は「義理の弟と名前が同じだから」らしいけども、職場では辞めろやって感じ。1日に3回くらいトイレに行くので高齢者達と僕から嫌われてる。畑仕事において、『トイレに行く=その辺で野ション』なので、女性は近くのコンビニなどのトイレ、もしくは工場に戻ってするしかない。「最近、トラクターから降りるとトイレ行きたくなっちゃう!」とか言ってて、マジでトラクター降りる度にトイレ行きやがる。休憩もあるんだけど、休憩30分前にトイレ行く→20分くらいして戻ってくる→残り10分なので仕事しないで休憩に入る→合計で1時間近い休憩を1人だけしてる。重度のニコ中で、初日は煙草吸いながらトラクター乗ってて高齢者に怒られてた。トイレ行く時とか、とにかく車に乗ったら必ず煙草を吸うので、それも嫌われている。煙草吸う暇あって羨ましいですね(蔑み)。営業大好きマンと猥談してて、ブスでババアな奴のリアルな性の話に吐き気を催すこと度々だった。加工バイトにも継続して参加。畑ではトラクター乗ってたこともあって高齢者たちと接点あんまなかったんだけど、工場内作業になって高齢者たちと少し揉め、仕事も出来ないしやる気ないのでトラブルメイカーと化した。1か月ほどで工場内の作業から事務所の作業に配置換えされた。年末にはクビになった。さらば。端的に印象を紹介できるエピソードとしては、この人は唐突に体調不良になって帰ることが度々あったんだけど、昼休憩中に突然、「いきなりMAXどうしちゃったの私の身体ー!?」とか叫び出して、生理痛が酷いとか言って帰ったことあるんだけど、まぁ、そういう人。
 
  • クソ眼鏡デブ
20代半ば男性。短期バイト。初日、朝礼が終わって現場監督からの「あの軽トラックに乗って行って」という指示で軽トラに乗ったら助手席に乗り込んできた奴。そこでの第一声が、初対面での第一声が、「何歳?」だった。その瞬間、僕はこいつが嫌いになったし、実際にクソ野郎で、死んでほしさは日々高まる一方だ。僕が年齢を答えると、「タメだね!じゃあ、敬語なしだね!」とか言ってきて、本当にバイト辞めようかと思った。こんなカスと働くの?マジで?がバイト始まって5分後の僕の感想だった。典型的なバイトリーダー気質で、2日目にしてベテランパートのドク田ヘリ夫に指示を出そうとしたり、正社員に指示を出そうとしたり、僕のことを部下か何かだと勘違いしてるような言動をしばらくしていた。最初の頃、僕が筋肉痛で身体がキツイという話をした時に「俺は筋肉痛のところないよ。自分が楽する方法しか考えてないからね」とか言っててドン引きした。確かに、無駄に畑を散歩したり、2日に1回入れれば十分なのに、2時間に1回くらいの頻度で機械にガソリン入れたり、何かを運ぶ時には人より少しだけ少ない量しか運ばなかったり、せこせことサボるのに忙しそう。バイト始まって2週目、僕が段々と仕事に慣れてきた頃、体力的な逆転を悟った彼は「俺、睡眠障害なんだよね。今も50時間くらい寝てないんだよ。だから身体が動かない」とかいう虚言で自身の体力の無さを肯定しだして、それが一体、僕に何の関係があるんだろう?と思いましたね。1ヶ月経って僕の仕事量に追いつけなくなり(若いってだけで重労働な作業を2人で任されることが多々ある)、息切れしてるし、僕は筋肉痛にならないけど彼は筋肉痛になってて大変そうだった。真面目にやってないのも体力ないのも現場監督や高齢者達にバレており、加工作業においては肉体労働枠から外された(僕は肉体労働枠。こいつ的には肉体労働しなくて済むので楽できて嬉しいでしょうけど、僕の価値観からすると、働きを認められて加工においても肉体労働枠になったことは嬉しいことで、クソ野郎は死ねって感じですね。そもそも、若さ=肉体労働力だと見なされて雇われてるっていう普通なら誰もが思うであろうことに思い至ってない様子なのヤバイと思う)。どうにもバイトリーダー気質だし、口調が社会を舐めてんのかって感じだし、こいつ高卒じゃね?って思ってたらマジで高卒だった。しかも、今までバイトしかしてないみたい。20代後半に差し掛かって高卒職歴なしフリーターかぁ………あっ(察し。しかも、高齢者や現場監督の下ネタに対する反応を見るに、童貞なんじゃね?疑惑も個人的にはあって、そこをどうやって確かめようかなって、最近はそれが楽しみになってきた。上っ面では高齢者とも仲良く喋ってるけど、実際は「休憩中にまで喋りたくない」とか言ってて輪の外にいる。20代でなければ高齢者から嫌われてたと思うんだけど、20代は無条件で可愛がられるから、そこに救われてるなって感じ。バイト始まって1ヶ月以上経った現在、職場の人間の名前を誰一人として覚えていないのも、なかなかヤバイと思う。(2015/12月追記:職場の人間の名前はようやく覚えた。仕事を異常なくらいサボってて遂に頭数に入れられなくなったり、少し注意されただけで拗ねてたり、色々とヤバイ。軽度の知的障害なのでは疑惑も出てきた。言いたいことや紹介したいエピソードは山ほどあるが、多すぎてヤバイので、とにかくヤバイ奴だってことだけ重ねて言っておくに留める)

 

 

パート紹介【加工の人たち】

  • 背が詰まる子さん
90手前女性。毎年、加工作業に来てる人。もうすぐ90歳なのに、自宅から数百メートルを徒歩通勤してる。世間話にも普通に混じってくるし、普通に世間話できるし、ボケても耳が遠くもなってなくて凄い。5Kg程度の物なら普通に「よいしょっ」の掛け声で持てるし、その辺の還暦とかより頭がはっきりしてると思う。毎年1㎝ずつ背が詰まってくらしく、非常に小さくて可愛らしいお婆ちゃん。他の60代の人たちより仕事は速いし、農業やってる年寄りは元気だなぁ〜って感じ。
 
  • 孫が大好き子さん
50代後半女性。勤続2年。加工作業のパートの前の時期は、別の農家で里芋だか人参だかのパートしてるらしい。孫のイベント(学芸会など)があると半休とか取って行ってる。感想を聴くと喜んで孫の様子や成長を話してくれる。最近の悩みは、長男は結婚して可愛い孫まで見してくれたのに、長女が未婚なこと。大学が短期大学かつ女子大で、なおかつ新幹線通学させたことが原因かと思い悩んでる様子。家計的には助かったけど、今となっては大学時代に遊ばせてあげればよかったと。
 
  • 黙々とやる美さん
70代前半女性。勤続5年。黙々とやってる。良い人なんだけど、あんまりお喋りするタイプでもないので、良く分からん。仕事は早い。
 
  • まったりやる江さん
60代後半女性。勤続4年。作業してる班が違うので、あまり喋ったことがない。ので、良く分からん。仕事の速さは上位クラス。
 
  • 女学生
70代半ば女性。勤続7年。仕事できない人。周りからめっちゃ怒られてる。「だってぇ〜」とかから始まる言い訳が多くて、反省する素振りも様子もない。変なところで引っかかるタイプで、本質とは無関係なところでわーわー騒いでる。女学生としか言いようがない感じの声音と金切り声で、女学生としか言いようがない感じの言い訳や愚痴をこぼしてる。他の婆さん達が僕のことを息子や孫みたいに接してくるなかで、この人だけは僕を男として接してきてるのも気持ち悪い。上目遣いの猫なで声で「男はすごい」的なスタンスで来られても気持ち悪い以外の感想がない。婆さん達の総評としては、「出来もしないくせにしゃしゃり出てくるのが悪い」「最近は歯向かうことを覚えて言うこと聞かない困ったちゃん」「何年勤めてるの?初めての人より酷い」「あの人は結婚してないし、普通の人とは違う。独り身だから苦労を知らない」「共産党だからな」「あの人は処女だと思うよ」など。僕も処女だと思う。あまりにも酷いんだけど、誰かが「認知症じゃないか?」と言い出してみんな腑に落ちてた。
 
  • 床屋さん
80代男性。勤続年数不明。シルバー人材雇用で来てる人。非常にマイペースで、非常にプライドが高い。仕事はできないんだけど、本人はやれてると思ってる。周りの皮肉は聴こえていないのか、理解できていないのか、、、?年相応に耳が遠い。ファッションセンスが謎で、工場の仕事なのに革靴で来たりする。サングラスしてて、誰もが色つきの老眼鏡だと思ってたんだけど、普通にただのサングラスらしい。サングラスしてるから腐った芋を見分けられない。衛星帽子を野球帽の上にちょこんと乗せてて、まったく衛星帽の意味を成していなかったりもする。ズボンは基本的にジーパンで、お洒落さんなんだと思う。なんかよく分からんけど、見ている分には面白い。 
 
 
 

 総括

収穫の短期バイトの奴ら、やる気のない奴が多い。去年は、わざわざ東京から農業をやりたい!って人が来たらしいが、脳内お花畑だったようで、挫折して東京に帰ったらしいけども、そういう人も多いとのこと。
求人に「約20Kgのコンテナを積んだり下ろしたりする仕事」って書いてあんのに、20Kgの物を持てない、持つ気力もないっていうアホばっかで嫌になったよ僕は。
農業における最大の問題は、家庭菜園レベルのことでさえ経験したことのない人間が多いという現実だと思った。建設業とかはキツイというイメージあるけど、農業は「青空の下で働くのは最高!」「食べて喜んでもらうのがやりがい!」みたいな間違った、というか、農家の日常とは、農家の実際とは、本質的にかけ離れたイメージが世間にある気がする。
農業はキツイ。
しかも、口伝の業界で、技を見て盗む業界でもある。
作物の品種や畑や、その年の温度や湿度や雨量や日照量などなど、あらゆる要素で柔軟な対応が必要とされる。しかも、肉体を動かさない限りは終わらないという仕事である。新人研修があるような大きい会社もあるが、ほとんどの農家ではそんなことやらないようだ(聞いた限りでは)。
だから、職人気質が未だに残っているような印象を受ける。僕はそれを好ましいと思うけれど、職人気質な業界で2015年において活気のある分野って、僕は知らない。時代の流れには合っていないだろう。では、どうすれば良いのかっていうと、僕には分からんけども。まだバイトは続くので、色々と考察を続けていこうと思う。
また、若者が少ないというのは本当にそうだった。畑において、40代なら若手もいいとこだ。60代でも若手だと言われてる現状だ。僕のバイト先の地域だけかもしれないけれども、本当に20代なんていない。今年は20代が2人もいて奇跡的らしいですよ。過去10年で20代がバイトにきたこと無かったらしいからね。30代くらいなら、毎年何人かはくるみたいだけど。まぁ、所詮は短期バイトだからね…。短期バイトでさえ若者がいないのに、正社員なんてもっといないよね。
 
食品加工業としては、「パートのおばちゃん達が頑張ってる」という印象そのままだった。自社で栽培して貯蔵した原料を加工してるので、その辺で肉体労働が発生したりするわけですが、畑仕事が男の仕事って感じに対して、基本的には女の仕事って感じ。
干し芋という製品の特性上、『機械化された食品加工会社の工場』という感じは全くなく、あくまでも「昔はどの家でもやってたこと」をやってるだけで、機械化とは縁が無いなーって印象。
機械化する必要性を感じないし、機械化に対してのコストが高すぎると思うし、中小農家においては全くの均一品質での栽培は困難であって、加工においての人間判断による工夫で品質保持をしているという事情もあるし、おばちゃんが頑張れば良いものが出来るっていうね。
ってことで、機械化するなら製造以降、つまりは販売においての可能性しかないかなー?と思う。まぁ、農業時点において、畑の管理やら何やらを機械化してーアプリでーとかってのもあると思うけど、ハイテクを駆使した管理とか作業よりも、70代のベテラン農家が1人いた方がよっぽど有意義だっていう現実がある。経済栽培に真に必要なのは、パソコンや機械や販売経路ではなく、ベテラン農家のジジイだよ。マジで。
 
以上、グダグダと言い散らしてきたけども、要するに、畑の短期バイトは意識も職歴も学歴も底辺な人間しかいないけど、高齢者のパートの方々はベテランで、加工の短期バイトはおばちゃんばっかで体力仕事はなくて、正社員は農業に志を持っていた。(主観が入りすぎて、その辺の話に平等に触れられなかったのは反省してる。説得力ない感じになってしまった…)。
ので、農業やりたいなら、正社員としてやるべきだと思います。その際には、高い志と強い心が必要だと思います。
また、バイトとして農業やりたいなら、それ相応の覚悟、ヤバイ奴らと超ベテランに揉まれる覚悟、体力を使う覚悟、が必要かと。
あと、バイトとして食品加工やりたいなら、単純作業であることと、おばちゃん達に混じる想定、が必要なのかな。