クソしかいねー世

クソしかいねー世に愛を叫ぶ

24歳のラブホテル論

唯一将来の僕に残しておきたい投稿をこちらに転載しておく。

 

2013/02/16

 

facebook でまともなことしか言ってないねー」という批判を頂戴したので、知ってる人は知っている私のバイトについて少し語らせてくれ。

以下、不快になる方もいるかもしれませんのでご注意。
(軽い内容にしたつもりですが)

...

ラブホテルでバイトを始めて3年半。
今日が最後の出勤日だった。

これまでいろいろな経験をした。
警察沙汰に何度も遭遇した。
社長がなんかしらんが逮捕されてた。
女が喚き散らす修羅場に何回か遭遇した。
不倫客を何百、何千組と観てきた。

軽く7千を超える客を見てきた。
それに近い数の部屋を掃除した。
体臭がやばい部屋があった。
香水がやばい部屋があった。
ゴミが散乱していた。
蝋燭が床にたれていた。
ローションまみれの風呂場で転んだ。
シーツが真っ赤に染まっていた。
シーツが真っ黄色に染まっていた。
プレゼントが捨てられている部屋があった。
何も使っていない部屋があった。
色々な忘れ物があった。

 

1人で来る客がいた。
3人で来る客がいた。
6人で来る客もいた。
女同士で来る客がいた。
男同士で来る客がいた。
自転車で来る客がいた。
社用車で来る客がいた。
高級車で来る客がいた。
現地集合現地解散の客がいた。
どうみても70代の老夫婦が来た。
高齢者マークが貼ってある小さい軽自動車でやってきた。
杖をつきながら、お互いを支えあって部屋に入っていった。
あの美しさを僕は知っている。

 

ありとあらゆる声が聞こえた。
ありとあらゆる事後を見てきた。
ありとあらゆる現場を観てきた。

 

働く人間も様々だった。
リーマンショックの影響は未だにある。
職を無くしたおっさんを何人も見てきた。
深夜パート希望のおばさんを何人も見てきた。
ほとんどの人は体力的問題ですぐにやめていった。
やめない中高年は、やめたら死ぬしかないような人ばかりだ。
両親より年上の人が何人もいた。
子供や孫のように可愛がってくれた。
僕には父母と祖父母が何人いることだろう。

 

僕はラブホが好きだ。
密室空間に起こる出来事を裏側から面白がる仕事が。
誰かの原始的な欲求にビジネスという形で答える仕事が。
誰かにとって必要な場所を提供するという仕事が。

そこで起こる様々な面白事件が。

 

「学生時代にしかできないこと」

 

それを僕はやってやったぜ。